政治家も理解していない経済のカラクリ|経済の仕組みは単純なものです

2020年06月05日 10:34

経済の仕組みは単純なものですが、それを理解している人は少なく、またそのカラクリが納得できず経済的な苦難に追い込まれている人も多いのです。

ですから今回は経済のカラクリを簡単に具体的にお話ししたいと思います。

では始めましょう。

経済の仕組みは複雑に見えますが、そのカラクリは簡単なものです。


これは『簡単な構成要素』と『簡単な取引』から成り立っています。

そしてこれが繰り返し何度も何度も起こっているのです。

取引を引き起こしているのは人間の知恵です。


ここから経済を動かす3つの主な要素が生まれます。

・第① → 生産力の成長。
・第② → 債務の短期的な周期。
・第③ → 債務の長期的な周期。

この三つの要素を個別に考え、またこれを積み重ねたモデルケースを考えると経済の動向と現在の状況を理解できるのです。

最初に、経済の最も簡単な要素である『取引』を見てみましょう


簡単に言えば、経済は取引の積み重ねであり、取引とは単純なものです。

私たちはいつも取引をしています。
何かを買うと取引が発生します。
取引では、買い手が『お金とクレジット』を提供し、それと引き換えに売り手が『物品・サービス・資産』などを提供します。

クレジットはお金みたいなものですから、使われたお金とクレジットを合計すると支払い総額が分かります。
この支払い総額が経済を動かします。
支払額を売り上げ量で割ると単価がわかります。(単価 = 支払額 ÷ 売り上げ総量)
これが取引です。

これは経済のカラクリの構成要素です。
経済の波と動きは取引によって引き起こされます。
ですから取引を理解できたら経済の仕組みが理解でるのです。

経済市場は、買い手と売り手が取引をすることで構成されます。


例えば小麦市場、自動車市場、株式市場、そしてその他の市場です。
経済はすべての取引と、すべての市場の積み重ねなのです。
すべての市場での支払い総額と、売り上げ総量を計算すると、経済の仕組みを理解することができます。
簡単なものです。

人、会社、銀行、政府機関、この全てが今話した取引をしています。
お金とクレジットを、物品・サービス・資産と交換しているのです。
買い手と売り手の最大手は政府機関です。
これを2つに分類できます。

1、中央政府
  税金を徴収し、お金を支出します。
2、中央銀行
  これは普通の買い手売り手と違って経済のお金とクレジットの総量をコントロールできます。

すなわち中央銀行は利子の動きを制御し、また新しい通貨を印刷できるのです。
このため、中央銀行の動向はクレジットの流れに大きな影響を与えます。

次に『クレジット』を考えてみましょう


クレジットは経済の重要な要素ですが、一番理解されていない要素でもあります。
これは一番大きく変動しやすいため、最も重要な経済の要素なのです。

買い手と売り手が市場で取引すると同様に、貸し手と借り手も取引をします。
貸し手は手持ち金を増やそうとし、借りては手持ち金以上のモノを手に入れようとします。
例えば家とか車を買いたいしビジネスを始めたり投資をしたいのです。

クレジットは、貸し手と借り手を助けることができます。


借り手は『借用額』すなわち元金に利子を加えて返済することを約束します。
利子が高いと負担が重荷となり、借用額は減少します。
その反面、利子が低いと借用額は増えます。

借り手が返済を約束し、貸し手がそれを信じるとクレジットが発生します。

二人が誰であってもクレジットを発生させることができるのです。
これは簡単に見えますが、クレジットには異なる一面もあります。
クレジットが発生すると借金が発生します。

借金は貸し手には資産であり、借り手には債務です。
将来借り手が元金と利子を返済すると、資産と債務は消滅し取引は精算されます。

では、クレジットはなぜ重要なのでしょうか?

借り手がクレジットを得ると支出額を増やせます。

支出が経済を押し上げるのです。


ある人の支出は他の人の収入となるからです。

考えてみて下さい。
あなたの支出は誰かの所得となり、あなたが得る所得は誰かの出費です。
ですから、あなたの支出が増えると誰かの所得が増えるのです。

ある人の収入が増えると、貸し手は貸出額を増やそうとします。
借り手の信用力が増えたからです。
クレジットのある借り手には、返済能力と担保があります。
借金と比べて収入が大きいと返済能力が増えます。
返済が出来なくても担保の価値が大きいと、それを売却できます。
そうなると貸し手は安心して貸せるのです。

収入が増えるともっと借りることができ、支出を増やせます。
ある人の支出は他の人の収入となりますから、もっと借りることが出来るようになるというわけです。

この好循環が経済の成長につながります。


これで経済の波ができます。

取引では、何かを得るために何かを提供する必要があり、得られる額はどれだけ生産できるかによって決まります。

知識の蓄積が生活水準を引き上げ、生産高を引き上げます。

発明家や勤労者は、怠慢で何もしない人に比べて生産性と生活水準が向上します。
でもこれは短期で見るとそうではない可能性もあります。

生産性は長期的に重要な要素ですが、短期的にはクレジットが大切な役割をします。


短期的には生産性はあまり変動しません。
したがって、経済の変動にあまり影響しません。

でも債務を利用すると、生産額より消費額をお大きくできます。
その一方、返済の際には消費額を縮小することになります。

債務には2つの大きな周期があります。

・ひとつは5年から8年の周期
・もうひとつは75年から100年の周期

普通、この波の動きを感じることが出来ても周期があることに気づきません。
波の動きは日毎、週毎に起こっているので大きな動きに気づきにくいのです。

ここでは一歩下がってこの3つの大きな要素を調べ、その相互作用が経済にどう影響するのか考えてみましょう。

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