工場に内部潜入調査|工場で働くと時給がめちゃくちゃ安い仕組み。

2020年04月23日 22:03

工場で働いている皆さん、日頃のお勤めご苦労さまです。


特に非正規で雇用されている、派遣・パート・アルバイトの方々、ビックリするくらい『時給』安いですよね。

そして何年勤めてもほとんど上がらないでしょ?

毎日ちゃんと働いてるのに。

生活も厳しいですよね。


なんでそんなことになっているのか。

それは、工場に携わる人が皆んなで『儲からない努力』をしているからです。


歴史的に「給料が安い」と言われ続ける工場。

仕組みや原因を理解すれば改善のヒントにつながるかもしれませんが、希望がないのであればすぐに離職するか、諦めることをお勧めします。

目次

1 ムダなルールが多すぎる
2 人件費以外の経費が多すぎる
3 大量生産は儲からない
4 労働者が仕事をしていない


目次1

ムダなルールが多すぎる。


工場や製造系の会社というのは、それはそれは多くの決め事でガチガチに固まっています。

国の法律や地域のルール、それに加えて社内ルールにいたるまで本当に多すぎるんです。

ただでさえ多いのに、そのルールを守らせるための更なるルールを重ねてきますよね。


すると、労働者にはこんなスパイラルが起きます。

ルールが多い → 覚えられない → 守れない → 評価が下がる → 守るためのルールを作る → 多すぎて覚えられない → 守れない → 評価が下がる →

なにかの罠としか思えない図式ができあがってしまいました。

「そもそも、そのルール本当に必要あるのかよ⁉︎」って感じです。


ひと昔と違って工場は『作れば売れる』ビジネススタイルではなくなりました。

そこで登場したのが『過剰品質スタイル』です。

これによって「あれはダメ、これもダメ」と、禁止ルールのオンパレードが始まりました。

最初のうちは良かったかもしれませんが、今となっては『何の効果もないもの』や『本来の能力を阻害するルール』まで採用するありさま。

こんなくだらないことって、いったい誰が決めているんでしょうか?


そう、

工場という『限られた空間』で『長年生きてきた』ゆえに、世間一般のニーズとは関係のない発想の持ち主となってしまった『管理職』たちです。

つまり老害です。


何が本当に必要か分からなくなってしまっている人に従っていては、絶対に利益はあがりません。

成功実績がない、文章化できないルールは採用しない。


何の成功実績もなく、大した効果も見込めないようなルールを採用する価値は一切ありません。

そんなことに一喜一憂していては『時間』も『人』も『お金』もムダに費やすことになります。

文章化できないルールはそもそも定着しません。

特に『その場の思いつき』や『もののはずみ』で作ろうとするルールは断固拒否しましょう。

収益をあげるためには、とにかく時代遅れのルールと仕事は減らさなくてはいけません。


目次2

人件費以外の経費が多すぎる。


工場の経営維持にはめちゃくちゃ経費がかかっています。

特殊な薬品や危険物の取り扱いなどの資格を取らなければなりませんし、環境や安全に関する証明にも沢山のお金をかけないと会社の運営ができません。

そのうえ、なんだか分からない作業に従事している社内ニートの維持経費・・・。

とにかく、正しい人件費以外の経費が多すぎるんです。


そうなると、せっかくあげた利益が労働者の給料にあてられる前に無くなっていくことになります。

最悪です。


こういった計算式があります。

売値ー原価=粗利益(会社経費+人件費)

この式の中で、原価も会社経費も変えずに『人件費』を上げようとするなら、

もう売値を上げるしかありません。


しかし、売値ってそう簡単に上げられるでしょうか?

デフレマインドが根付いてしまっている日本人には難しいでしょうね。


つまり、安い時給じゃないと運営できないのが『工場の仕組み』だということです。

働き先として工場を選んだ時点で、高時給などを望む方がバカなんです。


目次3

大量生産は儲からない。


希少価値って知っていますか?

すでに皆んなが持っているモノや日用品化した物を、壊れてもいないのに何度も頻繁に欲しいと思いますか?

ボクは要らないですね〜。
いらないものは無料でもいらないです。

工場は、毎日毎日おなじ物をひたすら大量に作りますよね。


需要が多いときはいいのですが、そのうちこんな現象が起きます。

最初は沢山の需要がある → 大量に作る → 作ったモノが需要に追いつき始める → だんだん製品が売れなくなってくる → 品質を上げて買ってもらう → 高品質で壊れないので買い換えない → それでも買ってもらうために値段を安くする → 利益が減る。

同じモノばかり大量に作り続けるいうことは、いつか必ず皆んなに行き渡る時がくるということです。


そうなった時にはもう今まで通りには売れません。

それでも売るために売値を下げてしまうと、下げた値段が相場になってしまいます。


こうなるともう、よほどのキッカケがない限り値上げは難しいですね。

つまり、利益の割合を上げるのが難しくなるということです。

大量生産は工場の定めです。


変えられません。

値段を下げないことも大切ですが、それは経営陣が考えることで時給で働いている人にはその決定権はありません。

ですが、やれることはあります。

まだまだ『どうでもいい作業』をしている部分があるはずです。

ムダな仕事は減らさないといけません。


今やるべきことは何かをしっかり考えて、今ある利益を確保する努力をしましょう。


目次4

労働者が仕事をしていない。


これは致命的な問題です。

工場が儲からない、時給が安い、給料が上がらない致命的なシステム。

それは、工場の仕事は『既に誰かが考えて決めてしまった事をマネしてるだけ』ということです。


これはすなわち、粗利益を稼げないということなんです。

売値ー原価=粗利益(会社経費+人件費)

粗利益とは、会社の維持経費や給料に充てられるお金でしたね。

粗利益を増やすためには、原価に出来るだけ多くの付加価値をつけて売る必要があります。


でも実際、工場というところは

✔︎ 創意工夫はすでに終わっている

✔︎ やることは簡単な単純作業

✔︎ 高い知識や技術がいらない

✔︎ 作業者は誰でもいい

✔︎ 利益につながる付加価値を生み出せない

決まった物を、決まった時間に、決まった量。

ただ毎日通って言われたことをやっているだけ。


考えることをやめて他人の言いなりに動くだけ。

これはもはや仕事とはいえません、単なる作業です。


儲かるはずがありませんね。

賃金うんぬん以前に『人の市場価値』が低すぎます。

最低賃金でも給料を貰えてることが奇跡です。

しかし、そんな人材を選んで雇っているのが『工場』なんです。


会社自体の能力もかなり低いと考えて間違いないですね。

ということで、残念ながら工場運営という商売のやり方が、もともと最低賃金分の利益しか生まないシステムになっていることは言うまでもありません。

そこで働いて生み出せる付加価値なんて、せいぜい手間賃くらいなものですからハッキリいって人材は誰でもいいわけです。


そんなマインドでは、時給が良くなるはずもありませんよね。

ただ言われたことだけをやるのではなく、まずは考えましょう。


「なぜそう言われたのか」「なぜそれが必要なのか」・・・。

誰も気づかない程度でもいいんです。
ほんの少しだけでも、今の作業に付加価値をつける努力が大事です。

まとめ

工場で働くと時給がめちゃくちゃ安い仕組み。

1 ムダなルールが多すぎる
2 人件費以外の経費が多すぎる
3 大量生産は儲からない
4 労働者が仕事をしていない

実際に効果があった改善策

1 実績も効果もないルールは採用しない。
2 商品の売値を上げる
3 ムダな仕事を減らす
4 今の作業に付加価値をつける

いかがでしたか?

自分の思想があって工場と付き合っていくのはかなり大変ですが、時給が安いことも含めて仕組みの全てを受け入れられるなら、これ以上楽な仕事はありません。

明日からまた頑張っていきましょう。

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